お稽古してるけど、いまひとつ中途半端で上達しないけれど、ちょっとづつの変化の記録です。

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「リリス」Lilith 1964

ロバートロッセン監督の遺作です。河や湖、雨や水槽と水のイメージがたくさん出てくるのですが、オイゲン シュフタンによる、水の撮影が素晴しいです。リリスが、川につばを吐き、患者達が笑うシーンの自由なカメラワークもすごいし、スティーブン(ピーターフォンダ)が、グレートフォールズに落ちそうになっているのを、リリス(ジーン セバーグ)が、上から笑いながら見ているところは、ホントに怖いです。手前の人物がシルエットになって、奥にいるブルース(ウォーレンベイティ)が、グラスを持っているシーンが妙にかっこ良くて、いいなーと思っていたら、テレビで、オイゲン シュフタンが、得意なポジションだったと言ってました。モノクロのFIXの画面もコントラストが美しいし、実験的な移動し揺れる映像まで、60年代初頭の撮影が変化していく時代の反影も感じ取れます。このコンビで、もっともっと見たかったな。映画館で上映してほしい映画の一本です。